株式会社Link-V

INTERVIEW

「未来の地球と子ども達のために。フードロス削減事業ロスヘル」超長期的な視点を持つエクネス株式会社様 SNS支援の実施。

「未来の地球と子ども達のために。フードロス削減事業ロスヘル」超長期的な視点を持つエクネス株式会社様 SNS支援の実施。

ロスヘルのSNS運用をお手伝いさせていただいて1年超が経過しました。改めてロスヘルが実際に行っている事業内容や想い、ミッションを教えていただけますか?

「ロスヘル」では、規格外野菜*を全国各地から調達し、一般的な価格より最大30%程度安価に毎月1回、定期便で提供しています。
廃棄されてしまう規格外野菜を有効活用し、フードロスの削減を目指す試みを行っています。

ロスヘルの事業の目的やミッションとしては、
・フードロスを減らしたい
・地球環境に貢献したい

を掲げています。

「フードロス削減」と「地球環境への貢献」との関係性についてピンとくる人は少ないかもしれませんが、実は、「地球温暖化などの環境問題」が「フードロス」と密接に関係しているんですね。ロスヘルでは、事業を通じてフードロスを減らし、地球環境に貢献するという強い使命感を持って活動を行っています。

※ 規格外野菜:味は規格品と変わらないのに、サイズが大きすぎる、小さすぎる、形が不揃いといった理由で一般の流通ルートから弾かれ廃棄されてしまう野菜のこと。

「社会貢献活動」が「ビジネス」と両立しながらしっかりと実現されておりますよね。経営において、普段から「中長期の施策」を実施し、投資をするということを常日頃からおっしゃっているかと思います。事業拡大するためには、中長期に向けて投資をする部分はかなり大きな役割ということでしょうか?

そうですね、超長期的な視点で考えるほど、10年、100年先でも成長し続ける会社を作ることが重要なテーマだと思っております。いわゆる『ビジョナリーカンパニー』として、自分がいなくなっても会社が存続し、ミッションを達成し続けられるよう、中長期的な施策を経営において重視しています。

ありがとうございます。「中長期の施策としてのSNS」はどのような立ち位置でお考えですか?

SNSは『マーケティング施策』『採用施策』『全体的なブランディング施策』として、中長期的な施策として取り組んでいます。

こうした施策は、短期的には結果が出なくても、長期的に続けることが重要だと思っています。
SNSに限らずですが、どうしても短期的にすぐ伸びるような施策はなかなかなくて、採用活動などもそうなんですが、結局やり続けるということが何よりも大切だと思います。

現在のSNSの施策で手応えなどはありますか?

手応えはあります。
売上拡大もそうですが、特にわかりやすいのは採用です。

3年前は月の応募が2、3人だったんですが、7月は40人でした。
シンプルに言うと、たった3年で応募者数が10倍になってます。
これは過去最高の応募者数です。

SNSはマーケティング施策としてもですが、採用に効くことも考えて両輪で取り組んでいました。その結果、最近応募してくれる9割の方がロスヘルに共感しましたという人になってきています。なので3年前とは会社自体がまるで変わりました。

その影響もあり、現在は離職率が減っていて、かつ採用の応募者数が増えてとても良い形になっています。

特に弊社は、やりがいと働きやすさのある企業として、大きな強みを持っていると思っています。SNSや外部への発信によって共感してくださった人が集まってくれているので、ロスヘル全体の取り組みが、仕事としてのやりがいの部分に大きく貢献してるんじゃないかなと思ってます。

中長期的な投資を考えると、正直くじけそうになることがあるのですが、平井さんもそう感じることはありますか?

めちゃくちゃあります。

でも、逆に言うとみんなもくじけそうになっているんだと思っていて、自分達がそれをやり切れたら勝てるということではないでしょうか。

・他ができないのでみんなができることをやっても勝てない
・みんなができないことをやらないと勝てない

そう思ってやってます。

まだまだ、SNSに苦戦されている企業も多い印象ですが、SEOにも強みを持つエクネスさまから見て、そうした状況についてどういった印象を持たれていますか?

そうですね、SNSに苦戦している理由は様々だと思いますが、これは、一昔前のホームページとほとんど同じ流れだと思います。

今は「ホームページはやった方がいい」と言う人がいないぐらい、当たり前のように皆さんやっていますよね。ホームページで集客しないということはその分、注文や問い合わせなどの機会を損失しているわけですから。

だからSNSもかつてのホームページと同じだと考えるとやって当然だと思っています。
ですが、SNSは手法の1つ
なんです。
なので、まず企業で何をするか?というところを決めてからだと思います。
そこがないと、どう発信していくかなどが定まらないですよね。
再生数だけ集めるというのもそうですが、それだと本質的ではないという気がします。

むしろ重要だと考えているのは、常に本質を追えているか?という部分です。

はじめは反応が低くてもいいから、本質的かどうかだけに集中する。
そうすればあとは勝手に伸びていくと思っていますし、
結果として現在もしっかり成果が出ています。

SNSのユーザーも目が肥えてきて、本質を見抜く力が高まってきているように思いますが、その点についてはどうお考えですか?

うちとしては、凄くありがたいです。

今はユーザーさんや視聴者さん、お客さんが会社として一貫性があるかどうかということまで見ている方が増えていると思います。

ロスヘルを選んでくださるお客様が増えているのも、我々が会社を通じてフードロスなどの活動を本気でやりたいんだという事が、目の肥えたユーザーさんにしっかり伝わっているのだと思います。

そのため、SNS施策は焦らずに目先の数字にとらわれることなく、時間をかけてじっくりと取り組んでいて、大変ですが超長期的な視点で進めることが出来ています。

Link-Vとして、ロスヘルの投稿の制作、アドバイザー(世界観設計から各投稿の動画やフィード制作、様々な施策 / 企画のご相談役)などを担当させていただいておりますが、どういった部分でLink-Vをお選びいただきましたか?

Link-Vさんに決めた理由は2つあって、1つはもちろんSNS運用の経験ですね。

僕自身Instagramの運用経験がなく、投稿のアイディアなどがなかなか出せなかったので、お任せしたいなと思いました。

もう一つの大きな理由は熱意ですね。

熱意、熱量でいうと、

Link-VのSNS統括マネージャー「R.S」さんが、出したこのグリークヨーグルトの企画(https://www.instagram.com/reel/C9XEUy1S9sr/ )とか15万再生など記録して、すごくいいですね。

コンテンツに力と想いを感じます。

世の中には、フォロワーを伸ばしますよという会社もいっぱいありますが、そういうものではなく、愚直に熱意をもって継続的に取引ができるかどうかが一番重要だと思っています。

今後ともLink-Vさんにお願いしてぜひこれからもやっていただきたいです。

ありがとうございます。大変光栄です。そう言っていただけると嬉しく存じます。

ロスヘルでは、SNS運用に関わっているメンバーもかなりいらっしゃると伺っております。 地方や、福井の企業としては珍しいと感じておりまして、こちらは平井さんの「超長期を見据えた経営戦略」としての「投資」という意識がお強いのでしょうか?

そうですね、ロスヘルでは広告も出していますが、僕はSNSがメインだと思ってるのでかなり力を入れています。マーケティング施策を1個だけ選べと言われたら間違いなくInstagramですね。

もしよろしければ、ロスヘルのSNS運用のメンバーの「Link-Vへの評価」も伺いたいです!!

僕も具体的に聞いてはいなかったんですけど、ロスヘルのSNS運用のメンバーは、Link-Vさんとの取り組みをとてもポジティブに捉えていて、ロスヘルのメンバーに対して真摯に向き合っていただいていると感じています。

アンバサダーのご協力、ギフティングやプレゼントキャンペーンなど、本当に多種多様な施策を打ち出しておりますが、インフルエンサーさん、ユーザーさんなどみなさん「前向きに協力」してくれますよね。これも全て「協力したい」と思ってもらえるロスヘル、平井さんの想いやミッションに共感するからと考えておりますがいかがでしょうか?

そうですね、僕も同じように思っています。

具体的な話になりますが、実は弊社のギフティング施策は、他社の通常のギフティング施策と比べて3倍〜5倍の承諾率を誇っています。これは、ロスヘルの理念に共感していただけている1つの指標になるのではないかと思っています。

インフルエンサーさんも、SNSを通してロスヘルと一緒に「フードロス削減に協力したい」「社会貢献したい」といった気持ちが強いんだと思うんです。そういう意味でも承諾率が高いのだと思います

これからもアンバサダーさんやインフルエンサーさんと共に、社会貢献に繋がる活動を続けていきたいですね。

今までのミッションなどが全部繋がってますね。こういった結果を見ると、平井さんの掲げるようなミッションのもと、「ブランディングを実施すること」や、さらに「上流の設計」が大切なんだなと改めて感じます。

SNSはあくまで手法として捉える事が重要で、会社の考えや哲学をいかに上手く使えるかだと思います。事業 / サービスの内容より、もっと上流のところをよく作っていく事が重要だという気はします。

逆にいうと、そこがないとどう発信していいかということが定まらないんじゃないかと思います。

これから(エクネスさまとLink-Vとで)さらにロスヘルをSNSから盛り上げていけたらと考えております。SNSからどういう世界を作っていきたいかお伺いできますか?

基本的に大きく変わったことをやるつもりはなくて、

今やってることを愚直にコツコツやりながら、再現性のある形でスケールさせていきたいなと思ってます。

今はデータ集めや、様々な手法にチャレンジしている段階です。
もうしばらくすると、データもかなり蓄積されてくると思います。

ある程度準備が整ったら、キャンペーンなどの施策を、ここだと感じたタイミングで一気に踏み込んでさらに伸ばしていきたいと考えています。

では最後に、近い将来のロスヘルのビジョンを教えてください!

宅配野菜サービスの中で、ずば抜けてNo.1になることを目指しています。

また、野菜全体の流通市場を根本から変えたいと考えており、具体的な内容はまだ伏せますが、市場規模は約20兆円と見込んでいます。これは市場を1から作り上げていく大きなチャレンジとなりますが、環境課題の解決にもつながる重要な取り組みだと確信しています。

今後ともロスヘルをどうぞよろしくお願いいたします。

本日はインタビューさせていただきどうもありがとうございました!!