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【2024年の最新版】SNSの特性と、最適なSNSの選択方法を解説!

【2024年の最新版】SNSの特性と、最適なSNSの選択方法を解説!

webマーケティングにおいて、SNSの利用は不可欠なものとなりました。他社の成功事例や成果を目にし、自社でもSNSの導入が必要だと感じている方も多いのではないでしょうか。今回は主に、各SNSの特徴と選び方について詳しく解説していきます。

【2024年版】主要6大SNSの特徴


現在主流のSNSには、下記のような特徴があります。

※2024年3月時点

また、各SNSの利用率は以下の通りです。

出典:

令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(6月23日掲載)

X(旧Twitter)

Xの主な特徴は、投稿制限された140文字(無料版)の文字数と、誰もが気軽に投稿が可能な所にあります。日常の出来事や個人的なつぶやき、企業のプロモーションなど、様々なコンテンツをこの文字数内で共有できます。

更に、Xでは匿名性が高く、ユーザーの多くは本名ではなくハンドルネームを使用しています。他のSNSと異なり、相互承認のつながりではなく、自分の興味のあるユーザーを一方的にフォローすることも可能です。

現実の友人だけでなく、共通の興味や趣味を持つ人々とも気兼ねなく交流できるため、Xは知らない人とのつながりを築くのにも適したプラットフォームです。

また、近年では経営者や社員が個人のアカウントを持ち、会社の内情や日々の出来事を発信することにより、会社の文化や哲学の認知が広まり、「Xからの採用」や「Xからの案件獲得」が行われる様になっています。

Facebook


Facebookの主な特徴は、実名登録制度にあります。

Facebookは、現実世界の人間関係をオンライン上で再現することを目指したSNSとして、広く認知されており、実際の友人とオンラインでも交流できるように設計されています。

そのため、他のSNSと比較して、フォーマルな利用が一般的で未知の人とのつながりを作ることには特化しておらず、多くの場合、”既存の友人”の友人など自分と近しい繋がりが重要視されます。

その例として、Facebookにはグループ機能があり、同じ出身校や同好会、共通の趣味や興味を持つ人々と集まりコミュニケーションを深めることが可能です。

Instagram

Instagramの主な特徴は、写真や画像、動画などのビジュアルに特化したSNSになっている所です。豊富なフィルター機能が搭載されており、画像や動画の編集が誰でも簡単にできます。

また、Instagramは拡散性と非拡散性を兼ね備えた稀有なSNSでもあり、

Xなどとは異なり、投稿のシェア機能が少ないため、通常は自分のフォロワーにしか投稿が届きません。これは、「多くのユーザーに投稿を広めたい」「Twitterのようにバズさせたい」と考える人にとっては、最初は不足しているように感じるかもしれません。

しかしながら、その点も補うことが可能です。

Instagramで動画や画像を拡散する上では、Meta広告が重要な役割を果たします。Meta広告とは、Meta社が提供するアプリであるInstagramやFacebook、Messenger、そしてMeta社が提携しているアプリへの配信ができる広告のことであり、”非常に低い広告単価で高いターゲット精度の広告効果が期待できます。

Instagramを運用する上では、この2つのポイントを押さえておきましょう。

YouTube

YouTubeの主な特徴は、投稿動画の尺の長さを自由に設定できたり、長時間の配信が可能な所にあり、最大で12時間、256GBまでの容量を持つことが可能です。

また、若者から50代以上まで幅広い年齢層が利用している事もあり、どの層に対してもアプローチすることが出来ます。YouTubeのコンテンツは、音楽、ゲーム実況、スポーツ、子ども向け番組など、多様なジャンルが揃っており、様々な業界やニーズに合わせたコンテンツを提供する事も可能です。

さらに、YouTubeはパソコンやスマートフォンだけでなく、スマートテレビなどのテレビでも視聴される機会が増えており、視聴者の目に留まる機会が今も広がり続けています。

LINE

LINEの主な特徴は、非オープンチャット型にあります。

個人間、グループ内での会話が他者に公開されることはなく、これがXやInstagramなどのオープン型アプリと大きく異なる点です。

一般ユーザーからするとフォロワー数を増やすという概念はなく、あくまで個人間での情報共有に特化したSNSと捉えられています。

また、企業は、LINEの提供する公式アカウントを運用し、友だち(フォロワー)登録を増やし、友だち登録してくれたユーザーに対してのみ、プッシュ通知を使用してメッセージを送ることができます。

さらに、顧客とやり取りをする際、LINE APIを活用しチャットボットやLINEログイン、LINE Payなどの機能を活用することも可能です。

TikTok

TikTokの主な特徴は、15秒から10分までの縦型の短尺動画を投稿できることです。

TikTokに上げられるコンテンツは、様々なジャンルの投稿がされており、ダンスやコメディ、教育、調理、ビジネス、法律などなど多岐にわたります。

TikTokには、ユーザーの興味や過去の視聴履歴を分析し、パーソナライズされた「おすすめ」ページを通じて動画を推薦している点も大きな特徴で、これにより、新しいクリエイターや動画が他のSNSと比べ簡単に拡散され、多くの新規視聴者を獲得することが可能になっています。 また、TikTokはグローバルなプラットフォームでありながら、各国や地域の文化やトレンドを反映させており、TikTokを運用する際にはこれらを考慮したうえで取り組まなければなりません。

自社に適したSNSの選択方法


自社で運用するSNSを選択する際、実際に何を考えれば良いのでしょう。
SNSを効率的 かつ 効率的に運用していくためにも下記の3つのポイントを知っておきましょう。

ポイント1:自社製品の強みを明確化 / 言語化

まず、自社製品の強みを明確にし言語化することが第一優先です。

SNSはあくまでもメディアであり、宣伝していく製品自体の理解度が乏しいと、どんなSNSを試しても、泣かず飛ばずとなってしまいます。当たり前ですが、商品価値を最大限発信するためには、商品を熟知していなければなりません。

  • 商品がなぜ生まれたのか?
  • 誰が商品を開発したのか?
  • 商品の大きさ/重さは?
  • 商品が解決していることは?
  • どんな目的で商品が作られたのか?
  • 誰のために作られたのか?
  • どんな思いが込められているのか?
  • etc…

などなど、一つ一つ言語化させることで自社製品の価値や魅力を細分化でき結果的に、運用するSNSを選択するのに役立ちます。また、これらを明確化/言語化させることにより、SNSの運用代行を依頼する際に発信内容や発信イメージの乖離を防ぐことにも役に立ちます。

ポイント2:運用目的の明確化

次に、SNSの運用目的を明確化させ、それらに沿ったSNSを決めることが重要です。

商品や企業の認知拡大が目的なのであれば、新規ユーザーに広く周知させる必要があります。
X(旧Twitter)や TikTokなどの広範な拡散力を持つSNSがいいでしょう。また、広告をかける前提であれば、Instagramも良いでしょう。
独自のコンテンツやキャンペーンなどを駆使し、話題性のある投稿を制作することが重要視されがちですが、その根底にはファンから愛されるメディア作りが必要不可欠です。

集客や販路拡大が目的なのであれば、身近にいる知人、友人の口コミが欠かせません。
Instagram、FacebookなどUGC(※一般のユーザーによって生み出されたコンテンツ)が重視されるSNSがいいでしょう。普段の投稿から、ファンが思わず共有したくなる様なクリエイティブを制作し、ファンが自発的に自社のサービスや活動を広める仕組みを構築しましょう。

ポイント3:ターゲット策定

最後に、SNSを選ぶ前に、自分たちがどんなターゲットに / どんな発信 をしていくのかを明確にしておくことが重要です。 その後、各SNSの特性や機能を考慮して、最適なSNSを選択していきましょう。

【例】

  • ビジネスツールやサービスの販売や集客を目指す場合、TwitterやLINEのような テキストや画像、中心のプラットフォームが効果的
  • 20代前半の若い層をターゲットとした、飲食店の集客を図りたい場合には、LINEのメッセージ機能が効果的
  • 若い女性をターゲットに、食品やコスメなどのPRを行いたい場合には、Instagramのような視覚的な情報が効果的

重要なのは、いかに自社の伝えたい情報や目標に適したSNSを選択することにあります。

各SNSの特徴を踏まえて、どのSNSを選ぶかが重要



SNSを活用する際には、各プラットフォームの特徴や選定基準を理解することが不可欠です。

他社の成功例や成果を参考にすることも重要ですが、自社の目標に適したSNSを選ぶことが最も重要です。さらに、SNSを導入した後は、定期的に目標の達成度を評価し、必要に応じて改善を行うことが必要です。

実際には、多くの企業がSNSアカウントを持ちながらも「運用しない」、あるいは「効果を得られない」という課題に直面しています。それもそのはず、実際の運用では、アルゴリズムやトレンド、投稿手法などさらにSNS理解を深める必要があります。

SNSの運用に関するご質問やお悩みがある場合は、ぜひお気軽にこちらからご相談ください。